この記事では、「していました」と「しておりました」の違いを分かりやすく説明していきます。
「していました」とは?
まず、「している」をですます調にした言葉が「しています」になります。
そして、「しています」を過去形にしたものが「していました」になります。
「していました」の使い方
「していました」は敬語の動詞として使われています。
「しておりました」とは?
「おります」は「いる」の謙譲語であり、「しております」は「している」を丁寧にした敬語表現です。
そして、その「しております」を過去形にしたものが「しておりました」になります。
「しておりました」の使い方
「しておりました」は敬語の動詞として使われています。
「していました」と「しておりました」の違い
「しています」の過去形であり、「していた」をより丁寧にした敬語表現が「していました」です。
そして、「しております」の過去形であり、「していた」を「していました」よりもさらに丁寧にした表現が「しておりました」になります。
したがって、「しておりました」の方が敬意が込められている印象を与えますが、親しい間柄などの相手に使用するとやや仰々しい印象を与える可能性があるので、相手によって相応しい使い分けをするようにしましょう。
「していました」の例文
・『子どもの頃は習い事としてピアノや習字をしていました』
・『昔の人たちは竈をキッチンにして調理をしていました』
・『先週は疲れていたので、ずっと家でゴロゴロしていました』
・『妹は母と一緒に近所の商業施設で買い物をしていました』
「しておりました」の例文
・『学生の頃はサッカー部で部長をしておりました』
・『前職では現場の指揮をしておりました』
・『父は昔、会社を起業し経営しておりました』
・『求人サイトを確認したところ、大手企業が人員を募集しておりました』
まとめ
「していました」をより丁寧にした言い回しが「しておりました」ということでした。