この記事では、「判明」と「証明」の違いを分かりやすく説明していきます。
「判明」とは?
「判明」とは、明らかになること、はっきりとわかることを意味します。
今まで不明だったことや明確でなかったことなどが明確になることが「判明」です。
例えば、捜査によって犯人がわかった時、「犯人の正体が判明した」。
原因不明だったことが調査や研究の結果、原因がわかった時、「原因が判明した」などといった形で表現します。
簡単に言えば、「わかる」が「判明」です。
「証明」とは?
「証明」とは、ある物事や判断の真意を証拠を挙げ明らかにすることを意味します。
「証明」の場合、なんとなくでは「証明」ということはできません。
事実、真実を明らかにする根拠となるものがあって初めて「証明」ということが可能です。
そのほか、「証明」は数学や論理学、法律上でも用いられる言葉になります。
言い換えると「裏付け」や「証拠」「証」などになります。
「証明」を用いた言葉には、「証明写真」や「身分証明書」「印鑑証明」などがあります。
「判明」と「証明」の違い
「判明」と「証明」の違いを、分かりやすく解説します。
「判明」は、明らかになること、はっきりとわかること。
「証明」は、ある物事や判断の真意を証拠を挙げ明らかにすることを意味します。
このように、今までわからなかったことが明らかになることが「判明」。
ある事に対し真意を証拠を挙げ明らかにすることが「証明」といった違いがあります。
「判明」の例文
・『真相が判明するまで、もうしばらく時間がかかりそうです』
・『いろいろと調査した結果、やっと原因が判明しました』
「証明」の例文
・『本人確認のため、身分証明書の提示をお願いしました』
・『自分の力で自分の無実を証明してみせる』
まとめ
以上のように、「判明」と「証明」は異なる意味を持つ言葉です。
そのため、それぞれに応じた使い分けが求められます。