「加味する」と「加味して」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「加味する」と「加味して」の違いとは?違い

この記事では、「加味する」「加味して」の違いを分かりやすく説明していきます。

「加味(かみ)する」とは?

まず、「加味」「味を付け加えること」「あるものに別の要素を付け加えること」を意味する言葉です。

ある薬に他の薬を加えて調合する意味から転じて「味を付け加えること」という意味を持つようになりました。

「する」「ある動作や行為、事などを行う」など多くの意味が含まれており、「加味する」の形にすることで「味を付け加える行為をする」「あるものに別の要素を付け加えることをする」というニュアンスを表すフレーズになります。


「加味する」の使い方

「加味する」は動詞として使われています。


「加味して」とは?

「加味して」「加味した上で」「加味してから」などのニュアンスを表す言葉です。

「加味して」の使い方

「して」が接続詞なので、「加味して」も後ろに文を伴う接続詞のように使われています。

「加味する」と「加味して」の違い

「加味する」は動詞として、「加味して」は接続詞のように使われています。

「加味する」の例文

・『これからはもっと周囲の意見に耳を傾け、耳が痛い意見でも加味するようにしよう』
・『資産を増やすために収入と支出のバランスを加味することを心掛ける』
・『当時の世界情勢も加味するようにして、この政策が実施された』
・『彼なりに相手の気持ちを加味する発言をするが、結局口論となってしまった』

「加味して」の例文

・『この料理は中華料理では定番となっている調味料を加味して作られている』
・『議論が穏やかに進んだのは、周囲からの反発を招かないように加味して発言したのが良かったようだ』
・『生徒たち個人個人の環境を加味して進路相談に乗る必要がある』
・『彼女は子どもながらに友達の家庭事情を加味して会話に気を遣うようにしていた』

まとめ

「加味する」は動詞として用いられているのに対し、「加味して」は接続詞のように用いられているということでした。

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