この記事では、「運びになりました」と「運びとなりました」の違いを分かりやすく説明していきます。
「運びになりました」とは?
退職や転勤、結婚といった自分に関連する出来事を丁寧な敬語で職場の人に伝えるとき使うのが「運びになりました」【はこびになりました】です。
重大な決定がくだされたとき、会議に参加していなかった従業員に対して伝えるとき使います。
また、気になる結末について上司に伝える場面でも何がどのような結果になったか間違わずしっかり伝えるわけです。
「運びとなりました」とは?
会社の移転や設立、サービスの終了など具体的な内容が決定されたとき、客や目上の人に伝える言葉が「運びとなりました」【はこびとなりました】です。
使う場面としては、自分がどこにいつ転勤するか、転職するかを上司や同僚に伝える際にも使われている言葉です。
言葉の意味としては、「運びと」を使うことでより相手にあらたまった印象を与えます。
「運びになりました」と「運びとなりました」の違い
「運びになりました」と「運びとなりました」の違いを、分かりやすく解説します。
自分に起こる物事がこう決まったと上司に口頭で伝える際に使うのが「運びになりました」です。
会話するとき使う言葉であり、少し肩の力を抜いては仕事について決定した事項を分かりやすく伝えます。
もう一方の「運びとなりました」は転職したり、会社の設立が決まったとき、上司や客へあらたまった言い方する必要性がある場面で使い、決定した仕事内容の結末について目上の人へ伝えるとき選ぶ言葉です。
「運びになりました」の例文
・『和歌山支社へ移動する運びになりました』
・『人事部の○○さんと結婚する運びになりました』
「運びとなりました」の例文
・『このたび雑貨を扱う会社を設立する運びとなりました』
・『9月いっぱいで商品の販売を終了する運びとなりました』
まとめ
とても似ている報告の言葉ではありますが、「に」と「と」の違いにより気軽に伝えられるか、かしこまって報告する違いがあります。
どちらを使えばより場面に応じた使い方ができるかビジネス用語から学ぶといいでしょう。