勝ち方を表す言葉として「大勝」と「快勝」という表現があります。
2つの表現はそれぞれどのような勝ち方を表していてどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「大勝」と「快勝」の違いを解説します。
「大勝」とは?
「大勝」とは、「大差をつけて勝つこと」を意味する言葉です。
「大勝」の使い方
勝負事において相手に大きな差をつけて勝つ勝ち方を表します。
スポーツの試合で使われる場合は平均的な点差を大きく上回ほどの大量得点を成し遂げ相手を大きく引き離して勝つ勝ち方を指します。
スポーツのようにはっきり得点で差が示されない勝負事の場合は相手を全く寄せ付けない勝ち方や勝利によってたくさんのものを得るような勝ち方に対して用いられる表現です。
「快勝」とは?
「快勝」とは、「気持ち良く鮮やかに勝つこと」を意味する言葉です。
「快勝」の使い方
全く危なげなく余裕をもって勝つことを指します。
自分の良いところを惜しみなく発揮し相手の良い部分を全く出させないようなスカッとする勝ち方に対して用いる表現です。
一般的には思い通りの勝ち方で勝てた時に用いられることが多く、作戦がうまくはまったり勝ちパターンに持ち込んだりなど相手を封じ込めて勝つような勝ち方を「快勝」と表現します。
「大勝」と「快勝」の違い
「大勝」と「快勝」の違いは「相手との差」です。
どちらも余裕を持った勝ち方を表す言葉ですが大きな差をつけて勝つのが「大勝」、鮮やかに勝つのが「快勝」という違いで区別されます。
野球の試合を例に挙げると10対0で勝つような得点を大きく引き離した勝ち方が「大勝」、エースが抑えて主砲が打つような思い通りの鮮やかな勝ち方で勝つ試合が「快勝」と区別しています。
「大勝」の例文
・『10点差をつけての大勝だった』
・『大勝するかと思われたがあやうく負けるところだった』
「快勝」の例文
・『エースの好投で快勝する』
・『久々の快勝でチームの士気が上がった』
まとめ
「大勝」と「快勝」はどちらも気持ちの良い勝ち方ですが何に気持ち良さを感じているかで区別されます。
勝ち方の違いに注意して区別をつけてください。