「氷酢酸」や「酢酸」は色々なものに使われる成分として有名です。
この記事では、「氷酢酸」と「酢酸」の違いを分かりやすく説明していきます。
「氷酢酸」とは?
「氷酢酸」は「ひょうさくさん」と読む言葉であり、非常に純度が高い「酢酸」を表す時に使います。
「酢酸」の融点は16. 7℃であり、寒い冬では固まって氷状になります。
特に濃度の高い「酢酸」は冬では結晶化するものが多く、このことから「氷酢酸」という名前が生まれました。
「氷酢酸」は非常に純度が高い酢酸であり、含有率は99%以上となっているのが特徴です。
このため「氷酢酸」の取り扱いは非常に注意を払う必要があり、マスクやゴム手袋の着用が必須となります。
「酢酸」とは?
「酢酸」とはカルボン酸の一種であり、こちらは食用から工業用など様々なものに使われています。
「酢酸」を使ったものとして最も有名なものには「食酢」があり、こちらは英語で「ビネガー」と呼ばれています。
「食酢」は独特な酸味と刺激臭があり、日本ではお寿司のしゃりに使うことで有名です。
「食酢」は防腐効果や塩の代わりに入れることで減塩効果を出すことが可能であり、栄養素も豊富なことから色々な食事メニューに使われています。
「氷酢酸」と「酢酸」の違い
「氷酢酸」は純度が非常に高い「酢酸」を表す言葉です。
この2つはどちらも取り扱いに注意する必要がありますが、「酢酸」を使った「食酢」は色々な料理に使うことが可能です。
「氷酢酸」の例文
・『瓶の中には氷酢酸が入っています』
・『マスクとゴム手袋を着用して氷酢酸を取り出しました』
「酢酸」の例文
・『酢酸が作られたのはかなり古い時代だということが判明している』
・『酢酸から作られる食酢は色々な料理に使うことが可能です』
まとめ
「氷酢酸」は純度が高い「酢酸」を示す言葉です。
「酢酸」は比較的濃度が低いものを示す言葉であり、これらは工業用や食用など様々な場面で使われています。