「不毛」と「無意味」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「不毛」と「無意味」の違いとは?違い

この記事では、「不毛」「無意味」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「不毛」とは?

土壌に栄養がないので作物がよく育たないことを「不毛」【ふもう】といいます。

もう何度も使っているため土壌がやせてしまい、草木さえ生えないのです。

このような意味から、仕事しても実りとなる結果にならないことを指す言葉になります。

使い方としては、「不毛な地」といえば進歩すらなく、使えないので人すら住み着かない場所を指すのです。


「無意味」とは?

意味が無いと思うものや、実行しても無駄と感じることを「無意味」【むいみ】といいます。

「無意味な投資だった」といえば、お金を注ぎ込んでも利益が出なかったとき、やっても仕方がないものと伝えられるのです。

また、「無意味でもいい」と反対に良いことがないと分かりつつも、欲しいと思うものを手にしたいと伝える場面で使われています。


「不毛」と「無意味」の違い

ここでは「不毛」「無意味」の違いを、分かりやすく解説します。

何も作れないほどやせた土地を「不毛」といいます。

このことから、良い成果がまったく得られない状況で「不毛な議論」といった使い方をする言葉です。

「不毛な話し合い」というように、自分にとって無駄なやり取りだと思うときに使います。

もう一方の「無意味」は、役に立たないほど面白くないと感じるという意味があります。

また、実行しても、時間がもったいないと感じるほど無駄と思う行為を指す言葉です。

「不毛」の例文

・『不毛な話し合いを何度行なっても意味がないと感じた』
・『今でこそ広葉樹が生えているが、20年前までは不毛の地だ』

「無意味」の例文

・『無意味とは思ったが、今となっては取り付けて良かった』
・『離婚して家族がいないのでは、一戸建ては無意味だ』

まとめ

自分にとって不要と感じる場面で使う言葉を2つ取り上げましたが、いい結果にならないか、意味があるとは思えない場面で使うかに目を向けて使いこなしてみましょう。

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