「避雷導体」と「避雷針」の違いとは?分かりやすく解釈

「避雷導体」と「避雷針」の違いとは?違い

この記事では、「避雷導体」「避雷針」の違いを分かりやすく説明していきます。

「避雷導体」とは?

「避雷導体」とは雷が落ちる場合それに雷が来るよう誘導して周囲に雷が落ちることを防ぐためのものです。

避雷というのはその設備や物が雷を避けるのではなく、それの有効範囲に入っているものが雷を避けられるという意味になります。

屋根など高い場所に棒などを設置し雷が当たりやすいようにして、電導性のある金属で地面までの導線を作っておき地面に雷を逃がすというのが「避雷導体」の基本的な仕組みです。


「避雷針」とは?

「避雷針」とは直立した棒状の「避雷導体」です。

最もシンプルかつわかりやすい「避雷導体」として昔から使われていました。

単純に高い位置にあるものの方が雷を受けやすいので先端が高い位置になるように棒を立てておくというものであり、建物に比べて横幅がなく全体で見ると針のように細いことから「避雷針」と呼ばれます。

「避雷針」の有効範囲は先端から地面に向かって60度の範囲であり、雷が落ちやすい建物に「避雷針」を設置する場合建物全体をこの範囲に含めなければいけないため複数の「避雷針」が設置されることも多いです。


「避雷導体」と「避雷針」の違い

「避雷導体」「避雷針」の違いを、分かりやすく解説します。

周囲のものを雷から避けさせるために雷を誘導するものが「避雷導体」で、その中でも古くから使われていた直立する棒状のものが「避雷針」です。

「避雷導体」がどれくらいの範囲に避雷効果があるかはものによりますが、「避雷針」では先端から60度の範囲が有効範囲になります。

まとめ

昔は自身に雷を誘導し周囲への落雷を避ける設備は「避雷針」しかありませんでしたが、雷について研究されたことで現在では同じ効果を持つ様々な設備が増えています。

それらの雷を自身に誘導して落雷を避ける設備の総称が「避雷導体」で、その中でも代表とも言えるものが「避雷針」とおぼえておきましょう。

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