「それで」と「だから」の違いとは?分かりやすく解釈

「それで」と「だから」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「それで」「だから」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「それで」とは?

問題が起きた後、どうなったか具体的に述べるとき接続詞として使うのが「それで」になります。

例えば、「地震がきた。

それで瓦が落ちた」
といったように起きた災害によって何がどうなったかを伝えるため前述の後に使うのです。

反対に、「津波がくる。

それで近くにある高台に避難した」
とこれから起こる出来事を取り上げた後、何を実行したか述べるための接続詞として使います。


「だから」とは?

主張したいことを相手に強く明示できるのが「だから」です。

相手が言ったことに間違いがあったとき、「だからそれは違う」と正しい意見を述べるとき使います。

断定するための助動詞である「だ」と、接続助詞の「から」を掛け合わせた言葉であり、相手が伝えてきた内容を否定して、自分なりに正しい情報に訂正するのです。

また、「だから言ったでしょう」と相手が間違って情報を認識していたことに対して苛立ちを見せる意味でも使います。


「それで」と「だから」の違い

「それで」「だから」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも接続詞として使われている言葉ですが、前に述べた内容に対してどのようになったか結果を伝えるとき使う言葉です。

「それで」どうなったか具体的に内容を取り上げて述べます。

もう一方の「だから」は自分の意志を強く相手に伝えて頼んだり、主張したいと思うとき使う言葉です。

「だからこれはあり得ない」と強く相手へ自分の気持ちを伝えたり、間違って認識していたのに気がついていない人へ怒りをあらわにするとき使います。

「それで」の例文

・『明日は大雨になる。それで前日から長靴と雨合羽を準備した』
・『地震が起きた。それで裏山から土砂が流れて川をせき止めてしまった』

「だから」の例文

・『片手で鞄を持つと疲れる。だから両肩に掛ける鞄にした』
・『電気がつかない。だからお弁当を2個買って車の中で食べた』

まとめ

前に述べた内容に対して結果を具体的に述べるとき使う接続詞として使う言葉を2つご紹介しました。

意味に違いがありますので、どのようになったか使い分けて結果を伝えてみましょう。

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