この記事では、「サイゴン」と「ホーチミン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サイゴン」とは?
サイゴンとはベトナムの南部にあった都市で、フランスの統治下にあった時代に使われていた名称です。
現在はホーチミンと呼ばれているので、サイゴンという都市は存在しません。
元々は、クメール人が住んでいた地域で、プレイノコールと呼ばれていました。
クメール語ではプレイが森を表しており、ノコールが街を表す言葉です。
その後、この地域にキン人が流入し、ザーディンという地名に変わります。
その後、フランスに植民地化されたことで、サイゴンという地名が一般的となりました。
「ホーチミン」とは?
ホーチミンはベトナムの南部にある都市で、サイゴンから1976年に名称が変更されました。
ベトナムの革命家で建国の父と呼ばれる人物ホー・チ・ミンにちなんで名づけられています。
ホーチミンはベトナム最大の都市で、ベトナムの経済や金融の中心地として発展を続けています。
多くの企業が進出しており、日本から進出している企業も多いです。
「サイゴン」と「ホーチミン」の違い
サイゴンとホーチミンは同じ都市のことで、昔使われていた名称がサイゴンです。
現在はホーチミンという名前に変わりました。
1976年に統一国家であるベトナム社会主義共和国が誕生したことで、サイゴンからホーチミンに変更されたのです。
ただし、サイゴンという名称もベトナムでは定着していたため、サイゴン駅やサイゴン川など名前が残っているものもあります。
サイゴン駅はベトナム鉄道の駅で、フランスの植民地時代に建設されました。
サイゴンがホーチミンと名前を変えた後も、サイゴン駅という名称は変更されていません。
まとめ
サイゴンは昔使われていた都市名で、現在はホーチミンに名称が変更されています。
ただし、サイゴン駅やサイゴン川といった名称は、現在も変わることなく使われています。