「断章取義」と「拡大解釈」の違いとは?分かりやすく解釈

「断章取義」と「拡大解釈」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「断章取義」「拡大解釈」の違いを分かりやすく説明していきます。

「断章取義」とは?

「断章取義」とは他人の言葉や文献の中で前後関係を無視して一部だけ抜き出し、自分にとって都合のいいように解釈することです。

たとえばりんごは腹持ちがよく脂質糖質が白飯より低いことからダイエットに有効な食品として有名になりました。

それからダイエットに有効という部分だけを取り上げダイエットはりんごを食べているだけでいい、ダイエット中でもりんごはいくら食べても問題ないと認識するのが実際にあった「断章取義」の一例です。

当然無視した都合の悪い部分がなくなるわけではないので「断章取義」は間違った解釈になって終わります。


「拡大解釈」とは?

「拡大解釈」とは言葉や文章に書いてあることを自分にとって都合がいいように話を拡げて解釈することです。

たとえば機材をリースするにあたって他者に譲渡してはいけないと契約した場合、逆に言えば譲渡以外は許されているから他者にレンタルするのは良いと解釈するのは「拡大解釈」になります。

書かれていることの前後関係などは認めた上で、自分にとって都合がいいように捉えられる穴を最大限利用するのが「拡大解釈」と言えるでしょう。


「断章取義」と「拡大解釈」の違い

「断章取義」「拡大解釈」の違いを、分かりやすく解説します。

他人の言葉や文章の一部だけを取り上げて都合よく解釈するのが「断章取義」で、他人の言葉や文章の話を拡げて都合よく解釈するのが「拡大解釈」です。

「断章取義」は自分にとって都合のいい部分以外は無視することで都合のいい話にしていますが、「拡大解釈」は都合の悪い部分を無視しませんが書かれていないことを好きなように扱い都合のいい話にします。

まとめ

他人の言葉や文章をどのような方法で都合よく解釈するかが「断章取義」「拡大解釈」の違いと言えるでしょう。

都合のいい所以外は無視するのが「断章取義」で、書かれていないことを解釈の余地として話を拡げるのが「拡大解釈」です。

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