「意気軒高」と「意気軒昂」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「意気軒高」と「意気軒昂」の違いとは?違い

この記事では、「意気軒高」「意気軒昂」の違いを分かりやすく説明していきます。

「意気軒高」とは?

意気軒高とは、意気込みが合って気力が充実していることをいいます。

意気軒昂の「昂」の漢字を「高」に置き換えたものです。

「昂」には、「あがる、たかい、あきらか」といった意味があります。

「昂」は常用漢字ではないので、公式文書に使用することはできません。

そのため「昂」「高」に置き換えて使用するようになりました。

公文書では意気軒高が使われています。


「意気軒昂」とは?

意気軒昂とは、意気込んで奮い立つ様子や気力が充実していたり元気が盛んな様子のことをいいます。

「意気」はあふれ出る元気を表していて、「軒昂」は高く上がることを表しています。

ポジティブな意味合いで使われる言葉で、ビジネスシーンやスピーチの際などによく使われています。

堅苦しいイメージがあるので、あまり日常会話で使用することはありません。

意気軒昂の語源ははっきりしておらず、明治時代に生まれたといわれています。

意気揚々などもこの時代に使われるようになりました。


「意気軒高」と「意気軒昂」の違い

意気軒高と意気軒昂の意味は同じで、意気込んで元気がある様子を表しています。

どちらも「いきけんこう」と読みます。

元々は意気軒昂が使われていましたが、「昂」という漢字が常用漢字ではなかったため公文書で使うことができません。

そこで「昂」「高」という字に置き換えて使うようになり、意気軒高が生まれたのです。

漢字を置き換えているだけなので意味は同じです。

公文書で使用することができるのは意気軒高の方で、意気軒昂は公文書では使用することができません。

まとめ

意気軒高は、意気軒昂の「昂」という漢字を「高」という字に置き換えたものです。

そのため全く同じ意味になります。

公文書で使用できるのは意気軒高の方で、意気軒昂は「昂」が常用漢字ではないので公文書で使用することはできません。

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