この記事では、「メーカー」と「ベンダー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メーカー」とは?
製品やサービスを開発して製造しているのが「メーカー」です。
消費者の暮らしや人生が豊かになるように、世の中に“モノ”を生み出していくのが「メーカー」の役目と言えるでしょう。
「ベンダー」とは?
「ベンダー」は英語で「vender」と表記されます。
「vend」には「売る、販売する」といった意味があり、「vending」は「販売すること」を意味し、「vender」は「販売者」を意味するわけです。
ちなみに、自動販売機を「ベンディングマシーン」と呼ぶことができます。
このことから、「メーカー」から商品やサービスを仕入れ、消費者に販売する立場を指す言葉が「ベンダー」です。
「メーカー」と「ベンダー」の違い
大手の家電量販店などは、「ベンダー」の一種であると言えます。
「家電メーカー」から多くの製品を仕入れて、消費者に向けて各店舗で販売しているからです。
また、コンビニエンスストアーも「ベンダー」の一種となります。
食料品や日用雑貨を、「メーカー」や卸売業者から仕入れて消費者に販売しています。
一方で、私たちの暮らしに密接に関わるメーカーとしては、自動車メーカー、食品メーカー、アパレルメーカーなどが挙げられます。
「メーカー」の中には、企画・製造・販売までを一括に行うものもあります。
つまり、「ベンダー」としての働きも含む「メーカー」もあるということです。
また、「メーカー」はBtoB、「ベンダー」はBtoCといった傾向があります。
まとめ
いかがでしたか。
「メーカー」と「ベンダー」の違いは、一言で表すと「作り手」と「売り手」ということが出来ます。
消費者の“あったらいいな”を作るのが「メーカー」で、消費者の“手に入れたいな”を実現するのが「ベンダー」とも言えるでしょう。
世界に誇る自動車メーカー、世界で人気のファッションメーカー、日本の食卓を支える食品メーカー。
これら「メーカー」の製品やサービスを、私たちが手に入れやすくしているのが「ベンダー」と表現することが出来ます。