卒業論文の序論を書く際に必要な構成には「目的」や「背景」があります。
この記事では、「目的」と「背景」の違いを分かりやすく説明していきます。
「目的」とは?
「目的」とは実現しようとする事柄や行動の狙いを示す言葉であり、こちらは一般的な会話から研究、学問、仕事など様々な場面で使われています。
「目的」とよく比較される言葉には「手段」がありますが、こちらは「目的」をかなえるために取る方法を表す時に使います。
卒業論文における「目的」は研究の「背景」や「問題定義」を踏まえた上で研究することを述べる部分となります。
この「目的」は自分がどのような問題を解決したいかを述べる部分であり、卒業論文ではこの部分を核として展開していくのが特徴です。
「背景」とは?
「背景」とは絵や写真の背後にある景色を示す言葉です。
「背景」は絵画や写真以外にも物事の後ろにある状況を示す時にも使うことが可能であり、卒業論文における「背景」は自分が研究するきっかけや事実、状況を表すものとなります。
卒業論文における序論は最初に「背景」を述べて、これをきっかけとした「問題定義」や「目的」を書きます。
大きな研究の枠組みを述べた後は検討方法や論述を予告して序論が完成します。
「目的」と「背景」の違い
「目的」と「背景」はどちらも卒業論文における序論を構成する部分を表します。
研究において動機や状況を述べたものが「背景」であり、これから「問題定義」を引き出し研究することの意義や「目的」を立てます。
「目的」の例文
・『この研究目的は革新的なものだと思います』
・『卒業論文の目的が明らかになったので、書くべき道が見えてきました』
「背景」の例文
・『彼女の背景には青い海が広がっている』
・『卒業論文の背景を導いたものはささやかな疑惑でした』
まとめ
卒業論文における序論は「背景」や「問題定義」、「目的」、「検討方法」、「予告」によって構築します。