テレビや映画などのドラマを見ていると最後の出演者クレジットの所で、「友情出演」という表記を見かけます。
それでは、この「友情出演」とはどういう意味でしょうか。
また、「特別出演」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「友情出演」と「特別出演」の違いを分かりやすく説明していきます。
「友情出演」とは？
「友情出演」とは、ドラマなどのエンドクレジットで肩書として用いられるもので、一般的には「関係者に頼まれて友人として出演しています」という意味になります。
「特別出演」とは？
「特別出演」とは、ドラマなどのエンドクレジットで肩書として用いられるもので、一般的には「本当はこのドラマには出てくれる人ではないが、特別に出てもらっています」という意味で使われます。
「友情出演」と「特別出演」の違い
「友情出演」と「特別出演」の違いを、分かりやすく解説します。
この２つは、テレビや映画などのキャストの種別として特別なケースであることを明示するために使用されるものであるというのは同じですが、その状況が違うために、その肩書を冠される俳優のタイプも違ってきます。
また、クレジットの順番というある意味センシティブな要因も関わっているため、判断は単純ではありません。
まず、簡単に言えば、すでに記述したように「友情出演」は、監督や主演俳優などに頼まれて特別に出演することを言い、「特別出演」は本来主演しないような人が特別に出演する場合などに使われます。
したがって、一般的には「友情出演」の出演料は安く、「特別出演」の場合は高いということになりますが、これは必ずそうなるわけではありません。
そして、大きなばバックグラウンドには「エンドクレジットの順番は俳優としての格が高い人を後ろにする」という伝統的なルールがあります。
そして、そのルールを崩してもよいのが、この「特別出演」や「友情出演」なのです。
そのため、実際にキャスティングされた理由とは別につけられることも多いというのが実情です。
まとめ
この記事では、「友情出演」と「特別出演」の違いを、解説してきました。
この表記が現れるときに場合によっては納得できないこともあります。
これは、すでに述べたように、この肩書が便宜上の理由で使われることが多いからです。
そういった意味でも、この肩書を見た時にはその理由を想像してみるのも面白いでしょう。
