この記事では、「けったい」と「やっかい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「けったい」とは?
「けったい」の意味は以下の通りです。
1つ目は「不思議な様子、奇妙な様子」という意味です。
2つ目は「おかしな様子、他と違って目立つ様子」という意味です。
「けったい」の言葉の使い方
「けったい」は形容動詞として「けったいだ・である」と使われたり、形容詞として「けったいな話」などと使われます。
語源は「卦体(けたい)」という言葉で、占いの結果を表す言葉です。
本来は「卦体が悪い」として使われ、「縁起が悪い」という意味でしたが、次第に省略されて使われる様になり、意味も「不思議な様子」「おかしな様子」などに変化したのです。
一般的に関西地方で使われることが多い言葉ですが、現在では全国的に使われる様になっています。
「やっかい」とは?
「やっかい」は「厄介」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「扱うのに手間がかかって面倒なこと」という意味です。
2つ目は「人を世話すること、または世話されること」という意味です。
3つ目は「他人の家に住んで食の世話になること」という意味です。
「やっかい」の言葉の使い方
「やっかい」は名詞・形容動詞として「やっかいだ・である」と使われたり、「やっかいな問題」などと使われます。
基本的に、手間がかかって面倒な様子に使われる言葉です。
「けったい」と「やっかい」の違い
「けったい」は「不思議な様子」「おかしな様子」です。
「やっかい」は「手間がかかって面倒な様子」です。
「けったい」の例文
「けったい」の例文は以下の通りです。
・『飲み会にけったいな格好で現れる』
・『人が急に消えるとはけったいな話だ』
・『実家の蔵にけったいな物がたくさんある』
「やっかい」の例文
「やっかい」の例文は以下の通りです。
・『しばらく後輩の家にやっかいになる』
・『やっかいな問題に巻き込まれる』
・『頭の固い上司を説得するのがやっかいだ』
まとめ
今回は「けったい」と「やっかい」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。