「八方美人」と「外面がいい」の違いとは?分かりやすく解釈

「八方美人」と「外面がいい」の違いとは?違い

この記事では、「八方美人」「外面がいい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「八方美人」とは?

「八方美人」とは誰にでも愛想よく振る舞う人を指す言葉です。

誰にでも愛想よくする理由は嫌われないためであったり良い人に見られたいなどが挙げられます。

本人にとっては分け隔てなく優しくすることが普通の振る舞いだと心から思っていても、他人からはやっかみなどの理由で「八方美人」と言われることもあり、言われる人の性根や本性などとは関係なく使われる言葉です。

元々はどこから見ても欠点のない人という意味でしたが、現在ではそう見せようとして媚を売る人という悪口扱いになっています。


「外面がいい」とは?

「外面がいい」とは他人に対しては愛想よく振る舞う人を指す言葉です。

本人の性根は特別優しくなかったり愛想が良いわけではなく、身内には人並みや難がある性格を見せているけれど、他人にはそれをおくびにも出さない人に使われます。

基本的に人は身内と他人では他人に対して丁寧な対応をするものですが、その身内に対する接し方と他人に対する接し方の差が大きい人が「外面がいい」人です。


「八方美人」と「外面がいい」の違い

「八方美人」「外面がいい」の違いを、分かりやすく解説します。

相手を選ばず誰にでも愛想良く振る舞う人が「八方美人」で、身内以外の他人に対して愛想良く振る舞う人が「外面がいい」です。

「八方美人」は相手が友人であっても愛想良く振る舞いますが、「外面がいい」は身内扱いするほど仲のいい友人だけであれば特別愛想がいいわけではない素で振る舞います。

まとめ

「八方美人」「外面がいい」はたしかに他人に対して愛想良く振る舞う点では同じですが、厳密に言えば愛想良く振る舞う相手の範囲が違います。

「八方美人」は仲のいい友人であっても愛想よく振る舞い例外はありませんが、「外面がいい」人は周囲に他人がおらず身内や身内扱いの気心の知れた友人だけなら外面を外して素の自分で接する人です。

違い
違い比較辞典