「絡む」と「関わる」の違いとは?分かりやすく解釈

「絡む」と「関わる」の違いとは?違い

この記事では、「絡む」【からむ】と「関わる」【かかわる】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「絡む」とは?意味

巻きつくようにしてくっついて取れなくなることを「絡む」【からむ】といいます。

例えば、髪結いのゴムに髪の毛が絡みつけばなかなか取れなくなる状態であり、結局は切らないと取れない面倒なことになるわけです。

そのようなところから、相手に対して絡みつくようにしつこく迫って惑わせたり、困らせる人の迷惑行為を表します。


「関わる」とは?意味

どうでもいいようなことに対し、わざわざ自分の方から関係性を持たせることを「関わる」【かかわる】といいます。

まったく関係性がないのに、あたかも自分も知ったかぶりをして人の中に紛れ込み、一緒に行動するわけです。

大きなお世話ともいえる行動であり、密接に関係することで自分の存在を人に印象づけるためあえて「関わる」人もいます。


「絡む」と「関わる」の違い

「絡む」「関わる」の違いを、分かりやすく解説します。

絡んでなかなか取れないという意味から、ひどく相手に絡みついて面倒を起こす人の迷惑行為を表します。

例えば金が絡む行為して困らさせる人の迷惑行動を指すわけです。

もう一方の「関わる」は、自分から関わりたいと思う人とつながりを持つという意味があります。

しかし、あまり関わってほしくない状況においては迷惑行為になるため、関係性が悪化してしまうでしょう。

「絡む」の例文

・『近所に住む人が、隣人に絡む行為は本当に迷惑極まりない』
・『この事件に絡む者を集めて、誰が犯人かを突き止める』

「関わる」の例文

・『事件に関わることは、私にとっても遺族にも意味があることだ』
・『人の話に関わってくるお節介な奴を相手にするのは面倒だ』

まとめ

どちらも相手にしつこくまとわりつく人間の行為を表しますが、「絡む」の方がよりしつこさを感じさせることして人に迷惑をかけるという意味で使われていると覚えておくといいでしょう。

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