「鑑賞」と「観賞」の違いとは?分かりやすく解釈

「鑑賞」と「観賞」の違いとは?違い

この記事では、「鑑賞」【かんしょう】と「観賞」【かんしょう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「鑑賞」とは?意味

芸術作品を楽しむことを「鑑賞」【かんしょう】といいます。

「音楽鑑賞」といえば、自分が好きな分野の曲を聴いて楽しむ行為を人に伝えるわけです。

また、「詩を鑑賞する」ことで文学と日本の美学を追求して楽しむ人もいます。

このように、詩や美術作品を趣味としていることを友人や面接官に話し、どのようなことに関心があるか自分の思考を伝えられるのです。


「観賞」とは?意味

見て楽しむ行為を「観賞」【かんしょう】といいます。

例えば、「映画観賞」であれば映画館で放映される作品を自らが出向いて思い切り楽しむ行為を指すわけです。

「舞台観賞」は会場に行き、役者の演技を間近で見るため席のチケットを買って楽しむ行為を意味します。

このように、自分の目で見て笑ったり、心が躍るような作品に対しては「観賞」を使うのです。


「鑑賞」と「観賞」の違い

「鑑賞」「観賞」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも同じ読み方をしますが、芸術性を感じる作品であれば「鑑賞」を使い、自分がいかに音楽や絵画、詩が好きかを伝えられる言葉になるわけです。

ただし、お笑い要素が含まれるコメディーや映画を見るのであれば「観賞」を使います。

もう一方の「観賞」は視覚で作品を見ることに焦点を当てている言葉であり、娯楽作品の内容を変えずありのまま見て心を躍らせるといった状態で使う言葉です。

「鑑賞」の例文

・『芸術性を感じる日本庭園を自ら歩いて鑑賞するのが好きだ』
・『個人が描く芸術性が高い絵画の個展を渡り歩いている』

「観賞」の例文

・『お笑いの舞台を観賞して思い切り笑うと幸せな気持ちになる』
・『お菓子を食べながらコメディ映画を観賞して、やる気を引き出す』

まとめ

同じ意味があるように見える言葉ですが、見る作品に違いがありますので、どういった内容の物であればどちらを使った方がいいか自分なりに考えて使い分けてみるといいでしょう。

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