「奮起」と「奮発」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「奮起」と「奮発」の違いとは?違い

この記事では、「奮起」「奮発」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「奮起」とは?

自らを奮い立たせることで難題にも前向きに突き進むといった意味がある言葉を「奮起」【ふんき】といいます。

勉強していて疲れてしまったとき、何とかやる気を持たせるために元気づけたり、気難しい取引先との交渉で躓いて落ち込むとき、勇気を持たせるため自ら気合を入れるのです。

おおいに持つ力を発揮できるよう心を奮い立たせるといった場面で使われています。


「奮発」とは?

怯むことなく、思い切って自分がやりたいと思う問題に立ち向かう行動を「奮発」【ふんぱつ】といいます。

とくに、「奮発」して高い果物を買うとき、お金に余裕があれば自分の気力を奮い立たせるときは金銭的に惜しまず、高価な商品を積極的に買うといった行為によく使われている言葉です。

「奮発して松茸を1本追加した」と気持ちを奮い立たせては、物を買う場面で使われています。


「奮起」と「奮発」の違い

「奮起」「奮発」の違いを、分かりやすく解説します。

萎えた気力を奮い立たせるため精神に働きかけることを「奮起」といいます。

連日の仕事で疲れている部下に飲み物を差し入れてはやる気を刺激して仕事を捗らせるのです。

もう一方の「奮発」は思い切って高い物を選んで購入するといった場面で使われています。

「今日は奮発して高級林檎を買った」と気持ちを奮い立たせては購入した気持ちを伝えます。

「奮起」の例文

・『若者を奮起させるには、夢を実現できる可能性が必要だ』
・『莫大な赤字を抱えて倒産した会社が奮起して、新しく立て直した』

「奮発」の例文

・『給料が入ったので奮発して、いつもより高い寿司ネタを選んだ』
・『子供が試合で勝ったので、奮発して料亭に行って祝った』

まとめ

「奮」を使った言葉を2つご紹介しましたが、「起」「発」の違いにより何をどのようにするかに違いが出てきます。

どう使えばより言葉の意味を伝えられるか習得してみましょう。

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