この記事では、「聞き及ぶ」と「伝え聞く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「聞き及ぶ」とは?
「聞き及ぶ」は「ききおよぶ」と読みます。
意味は、「あることを誰かから聞いて既に知っていること」です。
遠く離れたところで起きたことや、人の言動などが、他の人から聞いて知ることを表します。
直接話を聞くこともあれば、現在ではネット記事やメールなどで知ることも含まれます。
「聞き及ぶ」の言葉の使い方
「聞き及ぶ」は動詞として「既に聞き及ぶ」「お聞き及びのことと思いますが」などと使われます。
「聞き」は動詞「聞く」の連用形で「音・声を耳に受ける」から転じて「話を情報として受け入れる」という意味、「及ぶ」は「動詞の連用形に付き、意味を強調し、最後の段階にまで到達していることを表す語」という意味、「聞き及ぶ」で「既に話を情報として受け入れ知っていること」になります。
「伝え聞く」とは?
「伝え聞く」は「つたえきく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある話を、人を介して知ること」という意味です。
こちらも現在では、ネット記事やメールで知ることが含まれます。
2つ目は、「昔話をする時の前置きとして使われる慣用句」という意味です。
「伝え聞く」の言葉の使い方
「伝え聞く」は動詞として「さる筋から伝え聞く」「伝え聞くところによると」などと使われます。
「伝え」は動詞「伝える」の連用形で「言葉などで知らせる」という意味、「聞く」は「話を情報として受け入れる」という意味、「伝え聞く」で「言葉などで話を情報として知らされること」になります。
「聞き及ぶ」と「伝え聞く」の違い
「聞き及ぶ」は「既に話を情報として受け入れ知っていること、ネット記事やメールなどの手段も含まれる」です。
「伝え聞く」は「言葉などで話を情報として知らされること、ネット記事やメールなどの手段も含まれる」です。
まとめ
今回は「聞き及ぶ」と「伝え聞く」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。