「幕内」と「十両」はどちらも相撲の番付を表す言葉です。
この2つは番付上どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「幕内」と「十両」の違いを解説します。
「幕内」とは?
「幕内」とは、「大相撲の番付で最上位の枠組み」を指す言葉です。
「幕内」の使い方
大相撲の番付は最下位の序の口からはじまり6つの枠組みに区分されます。
それぞれの枠組みの力士同士で対戦し勝ち星の最も多い力士がその枠組みでの優勝力士となります。
6つに区分される大相撲の枠組みの最上位が「幕内」です。
「幕内」は平幕と呼ばれる前頭のほか小結・関脇・大関の三役と力士の最高位にあたる横綱で構成されます。
「幕内」の優勝争いは力士の中で最も強いものを決める戦いです。
「十両」とは?
「十両」とは、「大相撲の番付のうち上から2番目の枠組み」です。
「十両」の使い方
6つに分けられる大相撲の枠組みのうち上から2番目に当たり、大相撲の力士は「十両」より上が一人前として扱われます。
ひとつ下の幕下とは扱いが大きく異なり、相撲協会から毎月給料が支給され締め込みも木綿から絹に変わります。
取り組みの前に化粧まわしを締めて行われる土俵入りも「十両」からです。
力士の特徴であるちょんまげも大銀杏という華やかな結い方に変わります。
「幕内」と「十両」の違い
大相撲で1番上の枠組みが「幕内」、そのひとつ下にあたる2番目の枠組みが「十両」です。
「幕内」と「十両」はそれぞれ別々に優勝を争いますが本場所では枠組みを超えて取り組みが組まれることもあります。
「幕内」と「十両」の力士のことを「関取」といいます。
「幕内」の例文
・『幕内に昇進する』
・『幕内での優勝が夢だ』
「十両」の例文
・『負け越すと十両から陥落してしまう』
・『十両優勝が決まる大一番』
まとめ
「幕内」と「十両」はどちらも大相撲の番付を指す言葉ですがカテゴリーが異なります。
大相撲を見るならそれぞれの地位について知っておきましょう。