「借財」と「借金」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「借財」と「借金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「借財」とは?
「借財」には、お金を借りること、借りているお金、といった意味があります。
あまり、日常的に用いられる言葉ではなく、企業や個人の場合、大きな金額を借りていることを意味する言葉になります。
そのため、個人間の小さな金額に対しては、あまり使われない言葉です。
言い換えれば、「負債」や「債務」、「借入」などと同じになります。
「借財」の使い方
「借財」は、「借財で首が回らない」や「多大な借財」、「借財が過ぎる」などといった形で用いられます。
「借金」とは?
「借金」には、お金を借りること、借りているお金、といった意味があります。
一般的に広く用いられる言葉で、小さな金額から大きな金額まで幅広く対応可能な言葉になります。
また、「借金」には、お金に関することだけでなく、野球などのリーグ戦において、負けた数が勝った数を上回っているときの、その差を表す言葉としても用いられます。
言い換えれば、「クレジット」や「ローン」、「借り入れ」などと同じになります。
「借金」の使い方
「借金」は、「借金の返済」や「借金の肩代わり」、「借金を背負う」などといった形で用いられます。
「借財」と「借金」の違い
どちらも、お金を借りること、借りているお金、といった同じ意味を持つ言葉になります。
そのため、どちらを用いても問題はないものの、一般的には企業などが行う多額の金銭に対し適切な言葉が「借財」となり、少額の金銭に対して「借財」を用いることはありません。
「借財」の例文
・『父の工場が借財によって経営破綻に追い込まれました』
・『これ以上、借財すると返済が難しくなると考えられます』
・『何とか、借財して事業を立て直したいと考えています』
・『当社は、借財によって助かったのも同然です』
「借金」の例文
・『私は、父が残した借金を背負うことになった』
・『母に借金の申し込みを行う』
・『毎月の借金の返済が苦しい』
・『彼には、借金癖があるようです』
まとめ
以上のような違いに注意し、適切に使い分ける必要があります。