この記事では、「知見」と「経験」の違いを分かりやすく説明していきます。
「知見」とは?
「知見」とは自分が直接見たり聞いたり体験することで得た知識です。
知識を得るだけなら本を読んだり人に教えてもらうだけでも可能ですが、人伝に教えてもらっただけではわからないこともあります。
なので一般的な知識とは別のものとして、実際に自分が目の当たりにした事柄から得た知識を指す言葉として使われているのが知見です。
また物事を見て知識として身につけることは判断力や本質を捉える能力にもつながるので、見解や見識という意味でも使われます。
「経験」とは?
「経験」とは自分が実際に見たり聞いたり行った事柄です。
またそれによって得られた知識や技術を指すこともあります。
ただし知識や技術に重点を置いている言葉ではなく、過去に行ったり見聞きした事柄であることを指す意味が強い言葉なので、それによって得た知識や技術を指さず、そういうことをしたことがあるという事実だけを表すのに使われることも多い言葉です。
「知見」と「経験」の違い
「知見」と「経験」の違いを、分かりやすく解説します。
自分が見聞きしたり行った事柄から得られた知識が「知見」で、自分が実際に見聞きしたり行った事柄が「経験」です。
経験はその事柄から得られた知識や技術を指す使われ方もしますが、見聞きや行った事柄の方を重視している言葉と言えます。
それに対して知見は知識の一種という分類であることが重要なポイントとなっている言葉であり、経験に裏打ちされた知識であることを表現するための言葉です。
まとめ
自分が見聞きしたり行ったことが「経験」であり、それによって得た知識が「知見」という関係になります。
経験はそういったことで得た知識や技術を指す使い方もするので、その使い方では知見と経験の違いがわかりにくいかもしれませんが、知見はそういった裏打ちのある知識の方を指して使う言葉で、経験は知識ではなく自分でしたことのある事柄の方を主に指す言葉という風に違いを覚えておきましょう。
