この記事では、「曲学阿世」と「阿世曲学」の違いを分かりやすく説明していきます。
「曲学阿世(きょくがくあせい)」とは?
「曲学阿世」とは、「学問の真理を捻じ曲げ、世間や世相に気に入られるような説を唱えること」や「真理に背いて、そのときの時勢や世間に迎合した言動をすること」を意味する言葉です。
「曲学」は「正道に背き、真理を曲げた学問」を表し、「阿世」は「世にへつらい、おもねること」を表しています。
古代中国漢王朝の歴史書「史記」が出典であり、学者である轅固が後輩の公孫弘を諭したときの言葉が由来です。
「曲学阿世」の使い方
「曲学阿世」は名詞として使われています。
「阿世曲学(あせいきょくがく)」とは?
「阿世曲学」とは、「学問の真理を捻じ曲げ、世間や世相に気に入られるような説を唱えること」や「真理に背いて、そのときの時勢や世間に迎合した言動をすること」を意味する言葉です。
「阿世曲学」の使い方
「阿世曲学」は名詞として使われています。
「曲学阿世」と「阿世曲学」の違い
「曲学阿世」と「阿世曲学」はどちらも主に「学問の真理を捻じ曲げ、世間や世相に気に入られるような説を唱えること」を意味する四字熟語です。
したがって、2語は語順を入れ替えただけの同義語の関係に当たると言えます。
「曲学阿世」の例文
・『この人物は曲学阿世の人物として後世まで汚名を残した』
・『学者の本懐を忘れ、私利私欲に走るとは曲学阿世の徒である』
「阿世曲学」の例文
・『彼が保身のために手を染めた行為は阿世曲学に他ならない』
・『学者の本分に背くような彼女の言動に対し、阿世曲学であるとの非難が寄せられた』
まとめ
「曲学阿世」と「阿世曲学」はお互いに語順を入れ替えただけの四字熟語であり、どちらも「学問の真理を捻じ曲げ、世間や世相に気に入られるような説を唱えること」や「真理に背いて、そのときの時勢や世間に迎合した言動をすること」という意味を表しています。
したがって、2語は同義語の関係に当たると解釈できます。