この記事では、「欣喜雀躍」と「九腸寸断」の違いを分かりやすく説明していきます。
「欣喜雀躍」とは?
「欣喜雀躍」は「きんきじゃくやく」と読みます。
意味は「嬉しくて小躍りして喜ぶこと」という意味です。
二つ目は「大喜びすることのたとえ」という意味で、実際に小躍りしてはいないのですが、それほど売れ言い気持ちを表しています。
「欣喜雀躍」の言葉の解説
「欣喜雀躍」は「うれしさと喜びで雀の様に小躍りする」という意味の四字熟語です。
「欣喜雀躍」としての引用や出典はありませんが、中国の有名な歴史書「春秋左氏伝」の一節に「欣喜」という言葉があり、「荘子(そうし)」の一節に「雀躍」という言葉があります。
「欣喜」は「喜ぶ」という意味の漢字の組み合わせ、「雀躍」は「すずめがぴょんぴょんと跳ねるように喜ぶこと」という意味、「欣喜雀躍」で「大変嬉しくて、「すすめがぴょんぴょんと跳ねる様に喜ぶことのたとえ」になります。
「九腸寸断」とは?
「九腸寸断」は「ゆうちょうすんだん」と読みます。
意味は「非常につらく悲しいことのたとえ」です。
悲しみや苦しさの度合いがはなはだしく、まるで腸を引き裂かれる様な思いをすることを表します。
「九腸寸断」の言葉の解説
「九腸寸断」は「体内の腸全体を、細かくバラバラに切ること」という意味の四字熟語です。
特に語源や出典などはなく、漢字の意味から使われています。
「九腸」の「九」は数が多いことで、「九腸」で「腸全体のこと」という意味、「寸断」は「細かくたくさんに切ること」という意味、「九腸寸断」で、「腸全体を細かくたくさんに切ること」になり、ここから「非常に辛く悲しい思いをすることのたとえ」として使われています。
「欣喜雀躍」と「九腸寸断」の違い
「欣喜雀躍」は「すすめがぴょんぴょんと跳ねる様に喜ぶことのたとえ」です。
「九腸寸断」は「非常に辛く悲しい思いをすることのたとえ」です。
まとめ
今回は「欣喜雀躍」と「九腸寸断」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。