猫にも拡がっていく短足種ブーム?
この記事では、「ミヌエット」と「マンチカン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミヌエット」とは?
当初は「ナポレオン」と呼ばれていたもの、不敬を理由に現在の品種名となったのが「ミヌエット」です。
名前が変わったのは2015年であるため、まだ馴染みの浅い猫種な印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
猫の国際血統登録団体であるTICAに2001年予備登録済。
血統自体は「マンチカン」×「ペルシャ猫」の配合で生まれた子猫に「ヒマラヤン」や「エキゾチックショートヘア」などのペルシャ系長毛種を掛け合わせ1996年に最初の子猫が誕生しました。
「マンチカン」とは?
その歴史はまだ新しく本格的にブリーディングがはじまったのは1983年のアメリカでの事。
そして猫の国際血統登録団体から新種として認定されたのも1995年の事です。
常染色体に自然発生で優性突然変異が生じたが為の“足の短い”猫、短足種ですが、外見から明らかに他の猫と比較すると異端なのは否めません。
これにより交配に否定的な意見が起き、特に他品種との積極的な交配について論争の種になりました。
「ミヌエット」と「マンチカン」の違い
「ミヌエット」と「マンチカン」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は後者の血縁をひく品種。
そもそも品種を育種したブリーダーの目的は種として短足種の固定化を目指したものでした。
そのため「ミヌエット」は「マンチカン」の短足の特徴を引き継いだほか、好奇心旺盛な性格を引き継いだとされます。
「マンチカン」との決定的はペルシャ系猫の因子を多々持っている事でしょう。
自然に優性突然変異で種として生まれたのが「マンチカン」です。
まだまだ珍しい品種ですが、他の猫種の遺伝的な影響は一切受けていません。
まとめ
「ミヌエット」はまだ育種の過程であり、完成された品種ではありません。
このため掛け合わせたペルシャ猫系の影響で長毛種も生まれれば、短毛種も誕生。
まだ決して安定した品種だとは言えないでしょう。
一方の「マンチカン」は自然発生的に優性突然変異で生まれました。
このため独特の外観をしており、他猫種の影響を受けていないのが特徴的だと言えるでしょう。