この記事では、「狂喜乱舞」と「有頂天外」の違いを分かりやすく説明していきます。
「狂喜乱舞」とは?
狂喜乱舞とは、思わず踊りたくなってしまうほど大いに喜ぶことをいいます。
狂喜は狂おしいほどに喜ぶという意味で、大変喜んでいることを表しています。
乱舞には入り乱れて踊るという意味があり、こちらも大変喜んでいる状態を表しています。
狂喜乱舞は大喜びしている様子を表す四字熟語です。
興奮しているというニュアンスが含まれています。
「有頂天外」とは?
有頂天外とは、この上なく大喜びしたり大喜びして夢中になって我を忘れたりすることをいいます。
有頂天は仏教用語の1つで、形ある世界の最上位に位置する天を表しています。
また、得意の絶頂にあることや物事に夢中になっている状態を表すこともあります。
有頂天外は、その有頂天を超える程の喜びという意味になります。
「狂喜乱舞」と「有頂天外」の違い
狂喜乱舞も有頂天外も、大喜びしている様子を表す四字熟語です。
踊り出したくなるほどの喜びという意味なのが狂喜乱舞で、世界の最上位に位置する有頂天を超える程の喜びを表しているのが有頂天外になります。
どちらもこの上なく大喜びしているので、意味にさほど違いはありません。
「狂喜乱舞」の例文
・『阪神タイガースが優勝したので関西中が狂喜乱舞した』
・『無理だと思っていた第一志望の大学に合格し狂喜乱舞した』
・『憧れのスターに会えた時は狂喜乱舞したい気持ちだった』
「有頂天外」の例文
・『諦めていたせいか合格を知った彼は有頂天外に喜んだ』
・『欲しかった骨董品を手に入れた時はまさに有頂天外だった』
・『いつもは厳格な彼女があんなに有頂天外な表情をするなんて意外だ』
まとめ
狂喜乱舞も有頂天外も、この上なく喜んでいる様子を表す四字熟語です。
踊り出したくなるほどの喜びを表しているのが狂喜乱舞で、有頂天を超える程の喜びを表しているのが有頂天外になります。