「共々」と「そろって」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「共々」と「そろって」の違いとは?違い

この記事では、「共々」「そろって」の違いを分かりやすく説明していきます。

「共々」とは?

「共々」とは、「別の人と一緒に同じ行為を行う」さまや「いずれも同じような状況である」様子などを示す言葉です。

単独で使われることはあまりありませんが、「夫婦共々」または「親子共々」などという語句は「夫婦そろって」あるいは「親子一緒に」などというニュアンスで使われる言い回しとして良く知られています。


「そろって」とは?

「そろって」とは、「複数のものが同時に」もしくは「異なるもの同士が一緒のタイミングで」などという意味合いで用いられている言葉です。

よく目にする「揃いも揃って」という語句は「ここにいる人たちはみんな」あるいは「一人残らず」などという少々ネガティブなニュアンスを含む表現として使われています。


「共々」と「そろって」の違い

「共々」「そろって」の違いを、分かりやすく解説します。

「共々」「そろって」という語句は、いずれも「一緒に」ないし「同じ時間に」などという意味合いで使われる大変似たようなニュアンスをもつ文言になります。

あえて違いを挙げるならば「共々」の方がより硬めの表現として使用されており、ビジネスや文書などで用いられる際には「共々」、口頭やカジュアルな表現で使う際には「そろって」という語がより相応しい言い回しとして用いられています。

「共々」の例文

・『家族共々お世話になります』
・『社員共々、またのご来社をお待ち申し上げます』

「そろって」の例文

・『父と母はそろってホテルの同じ部屋にチェックインしました』
・『鈴木さんの娘さんは姉妹そろってとても上品で美しいですね』

まとめ

「共々」「そろって」は、ほぼ同様の意味合いで使われる文言として知られていますが、受け取る印象は少々異なる言葉として扱われています。

使用する際には、前後の文脈や状況などに応じて上手に使いこなすことをおすすめします。

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