「達成感」と「充実感」には具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「達成感」と「充実感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「達成感」とは?
「達成感」とは、「物事を成し遂げたことで得られる満ち足りた喜びの気持ち」を表す言葉です。
目標への到達や目的の完遂など事前に定めていたゴールに至り望ましい形で最後まで遂げることを「達成」といいます。
物事を達成した時、人は何とも言えない満ち足りた気持ちになり誇らしさや喜ばしさで胸がいっぱいになります。
そのような物事を成し遂げ達成した時に得られる感情を表す言葉が「達成感」です。
それまで重ねてきた苦労や努力が無駄にならず結果を出したことで安心するとともに誇らしく清々しい幸福な感覚に包まれます。
「充実感」とは?
「充実感」とは、「求めるものが十分ある時に感じられる心地よく満ち足りた気持ち」のことです。
十分に豊かでいっぱいに満ちている状態のことを「充実」といいます。
「充実感」とは充実している時に感じる幸福な気持ちを表す言葉です。
十分に豊かな時、人は安心や安らぎなど平穏な喜びを感じます。
不安に思うことがなく心がのびのびと開放され満ち足りた喜びを表す言葉が「充実感」です。
一般的には欲しいものや求める要素など全てが揃っていて欠けがない、心が満ちている幸福な気持ちに対して用いる表現です。
「達成感」と「充実感」の違い
「達成感」と「充実感」の違いを、分かりやすく解説します。
「達成感」と「充実感」の違いは「経緯」です。
「達成感」は苦労や努力の結果として達成したことによって得られる幸福感であり、頑張って歩いたり厳しいトレーニングを重ねたりなどそれまでの経緯の積み重ねがあって成立する感情なのに対し「充実感」は満ち足りている状態に対して覚える感情なのでそれまでの経緯とは無関係です。
どちらも望ましい状況において感じる幸福感ですがそれまでの経緯があって成立するのが「達成感」で、宝くじがたまたま当選するなどそれまでの経緯なしに結果だけを得た場合でも成立するのが「充実感」という違いで区別できます。
まとめ
「達成感」と「充実感」は似ているようで意味が大きく異なります。
それまでの経緯やいきさつに注目して使い分けてください。
