「泣く子と地頭には勝てぬ」と「勝ち目がない」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「泣く子と地頭には勝てぬ」と「勝ち目がない」の違いとは?違い

この記事では、「泣く子と地頭には勝てぬ」「勝ち目がない」の違いを分かりやすく説明していきます。

「泣く子と地頭には勝てぬ」とは?

「泣く子と地頭には勝てぬ」「泣く子」とは、まさに泣いている赤ちゃんを指す言葉です。

このような赤ちゃんは聞き分けなどなく道理が通じることはありません。

また、「地頭」とは土地に管理や租税の徴収などを行ってきた人を意味し、ここでは、横暴な「地頭」を意味しています。

つまり、泣いているような聞き分けのない子どもや横暴な地頭とは道理で争っても勝つことができないため、無理を言われても従うしかないといった意味を持つ言葉になります。


「勝ち目がない」とは?

「勝ち目がない」「勝ち目」とは、勝つ見込み、勝つ可能性を意味します。

つまり、「勝ち目がない」とは、勝つ見込みがない、勝つ可能性がない、といった意味になります。

勝負する前に相手との実力の差に圧倒され勝つ自信を失うことが「勝ち目がない」となります。


「泣く子と地頭には勝てぬ」と「勝ち目がない」の違い

「泣く子と地頭には勝てぬ」「勝ち目がない」の違いを、分かりやすく解説します。

「泣く子と地頭には勝てぬ」「勝ち目がない」共に勝つ可能性がないことを意味する言葉ですが、それぞれが持つ意味には少し違いがあります。

「泣く子と地頭には勝てぬ」の場合は、どれだけ言っても無駄だといったネガティブな意味が含まれます。

一方、「勝ち目がない」の場合は、そういったネガティブな意味は大きくありません。

「泣く子と地頭には勝てぬ」の例文

・『反論しても仕方がない、まさに、泣く子と地頭には勝てぬといった状況です』
・『無理をせず、ここは泣く子と地頭には勝てぬといった言葉を肝に銘じ黙っておくことにした』

「勝ち目がない」の例文

・『勝ち目がないとわかっていながら大勝負に出ました』
・『私は勝ち目がない勝負はしません』

まとめ

「泣く子と地頭には勝てぬ」「勝ち目がない」には以上のような微妙な違いがあります。

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