「校区」と「学区」の違いとは?分かりやすく解釈

「校区」と「学区」の違いとは?違い

この記事では、「校区」【こうく】と「学区」【がっく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「校区」とは?意味

西日本では「学区」のことを「校区」【こうく】と呼びます。

通学区域といった呼び方もしますが、「学区」と同じ意味があり、学校に通う児童が住む区域を指すわけです。

日本では地方公共団体の住民がその「校区内」にある学校に通うため、その地域に住んでいない児童は通えないことになっています。

東日本では「校区」といっても通じないことが多く、国語辞典には「学区」としか載っていません。


「学区」とは?意味

東日本では「校区」「学区」【がっく】と呼びます。

学校区内に住む児童の居住地をこのように呼び、そこから毎日学ぶために通っている区域ということが分かるわけです。

主に公立学校に通う通学区域を意味する言葉で、正式には「通学区域」と言います。

東日本での使い方は「ここは○○小学校の学区内」といった言い方をすれば、公立学校に通う生徒が住む場所であると伝えられる言葉です。


「校区」と「学区」の違い

「校区」「学区」の違いを、分かりやすく解説します。

「学区」を西日本では「校区」と呼び、一般化している読み方となる言葉です。

ローカル放送では「校区」と言った使い方をしますが、関東や東北では通じないため、西日本だけで使われています。

もう一方の「学区」は東日本で使われている言い方であり、公立学校に通う児童が住む区域であると意味する言葉です。

法制上では「校区」ではなく、「学区」と記載していると覚えておくといいでしょう。

「校区」の例文

・『ここは小学生の息子と中学生の娘が通う校区内になる』
・『来年は隣町に引っ越すので、校区が変わってしまう』

「学区」の例文

・『横浜市では児童の学区が分かるマップを公開している』
・『高校生になると進学のため学区外に通う生徒もいる』

まとめ

どちらも同じ意味を持つ呼び方をする言葉ですが、西と東によって呼び方が異なりますので、場所によってうまく使い分けてみるといいでしょう。

違い
違い比較辞典