どちらが強力?
この記事では、「アルカリ電解水」と「セスキ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アルカリ電解水」とは?
アルカリ電解水にピンと来ない人も多いかと思われます。
しかしアルカリ性液体クリーナーから界面活性剤を抜くと広義では多くの物が「アルカリ電解水」になると言っていいでしょう。
昨今では情報番組で取り上げられた事もあり、より強力なpHの「強アルカリ電解水」も販売される様になりました。
特徴はアルカリ性なだけに皮脂や油などの酸性の汚れに強い事だと言っていいでしょう。
強力なものはpH13. 1以上ありますが、一般的な市販品は11〜12前後です。
また界面活性剤など性質を安定化する薬品が添加されていないものは経年劣化に注意する必要があります。
「セスキ」とは?
セスキ炭酸ナトリウムであり、世界中で一般的に採取可能なトロナ石から抽出可能な成分、もしくは「セスキ水」として売られているアルカリ水溶液を指します。
昨今では粉末、水溶液ともに市販化された物を見る機会も多いと思われます。
pHは10に満たないですが、重曹よりも洗浄力があり、水に溶けやすいのが特徴。
前述した「アルカリ電解水」同様に界面活性剤が使われていないエコ商品として、昨今ではスーパーやドラッグストアで見る機会も増えたと言っていいでしょう。
「アルカリ電解水」と「セスキ」の違い
「アルカリ電解水」と「セスキ」の違いを、分かりやすく解説します。
「アルカリ電解水」は様々な方法で作られたアルカリ性の液体です。
基本的には塩と水から作られ、同時に「酸性電解水」と「アルカリ電解水」が同時に作る事が可能です。
phは11〜12程度ですが、昨今は界面活性剤を使用していない事で環境に優しいエコ商品として様々なメディアで取り上げられました。
その結果pH13以上の「強アルカリ電解水」も出現しています。
「セスキ」はセスキ炭酸ナトリウムと商品としてのセスキ水溶液を指す場合の二種類があります。
pHは9. 8程度ですが、重曹よりもアルカリ性が高く水に溶けやすいため、お手軽な掃除用品として脚光を浴びていると言っていいでしょう。
コストパフォーマンスに優れているのも特徴です。
「アルカリ電解水」の市販品は安定剤が添加されていないものも多く経年劣化で中性に戻る性質があります。
これを防ぐ方法は実質買い直ししかありません。
「セスキ」は粉末状の物を購入しておき、水溶液を作り直せば問題が解決可能だからです。
まとめ
「アルカリ電解水」は様々な方法で精製されたアルカリ性の電解水。
pHは11〜12程度で昨今はエコ商品として注目を集め、より強力な「強アルカリ電解水」も販売されています。
一方の「セスキ」は重曹の上位互換として近年注目され、商品化が進んでいる商品です。
そのpH自体は9. 8とそれほど高くありません。
しかし市販の粉末状の物を買っておけば経年劣化し、水溶液が中性に傾いても作り直せるため、「アルカリ電解水」よりもコスト面で優れていると言えます。