「あるいは」と「もしくは」の違いとは?分かりやすく解釈

「あるいは」と「もしくは」の違いとは?違い

この記事では、「あるいは」「もしくは」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「あるいは」とは?

相手に対して今定義していることの他にもう1つ提案するとき「あるいは」を使います。

使い方としては、取引先に商品の良さを理解してもらうため資料を郵便で送るか、「あるいはメールに画像を添付して送る」といった提案するのです。

元々は漢字で「或いは」と書く言葉であり、古くから使われている古語でした。

連体形の動詞の「ある」に副助詞の「い」「は」という係助詞をつなげて使う言葉です。


「もしくは」とは?

いくつか候補がある中、どれか1つに限定して、相手に提案するとき使う言葉が「もしくは」です。

違う状況になりえると考えると思う考え方を伝えます。

元々は漢文訓読として使われている言葉であり、「若しくは」と漢字で書いて使う言葉です。

使い方としては、今起きている物事の結果として2つ答えがあるとすれば、一つだけ選ぶ関係性を表す接続詞として使います。

また、副詞として使うときはもしかするとこうした方が良い結果になると相手に伝えるわけです。


「あるいは」と「もしくは」の違い

「あるいは」「もしくは」の違いを、分かりやすく解説します。

「どちらかある答えから一つだけを選ぶ」といった意味で使うのが「あるいは」です。

使う場面としては裁判所で、容疑者は黙秘するか、もしくは裁判官に対して意義を申したてるといったように1つの選択肢に対し、また違った選び方を提示して選ばせます。

もう一方の「もしくは」の意味は、いくつかの選択肢の中で一番良い答えを伝えるときに使います。

「あるいは」の例文

・『今のままで仕事するか、あるいは違う方向性で進めるか見直した』
・『赤色を加えるか、あるいは黄色で顔色を変えた方がいいと伝えた』

「もしくは」の例文

・『通知を受け取れるのは本人か、もしくは同居する家族だけだ』
・『彼女は料理がうまいと思っていたが、もしくは勘違いだった』

まとめ

似ているようで使い方や意味が異なる言葉ですので、どのような状況ではどちらを使えばいいかを考えてから使うといいでしょう。

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