「依拠」と「準拠」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「依拠」と「準拠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「依拠」とは?
「依拠」の意味は、あるものに基づくこと、よりどころにすることです。
あるものと根拠にすることが「依拠」です。
「依」には、頼る、従う、といった意味があり、「依存」や「依頼」に用いられます。
「拠」には、よりどころといった意味があり、「根拠」や「証拠」にも用いられます。
このような意味を持つ2つの漢字が組み合わさり「依拠」が成り立ちます。
言い換えれば、「手がかり」や「ベース」、「土台」、「根拠」などと同じです。
「依拠」の使い方
「依拠」は「依拠する」や「依拠した行動」、「依拠している」、「依拠性」などといった形で用います。
「準拠」とは?
「準拠」の意味は、あるものをよりどころにして、それに従うこと、そのよりどころです。
「準」には、目安やよりどころにする、といった意味があり、「標準」や「準用」、「準備」にも用いられます。
この「準」に、よりどころを意味する「拠」が組み合わさり「準拠」が成り立ちます。
言い換えれば、「規格」や「規準」、「物指し」、「目安」などと同じです。
「準拠」の使い方
「準拠」は「準拠する」のほか、「準拠させる」、「準拠している」、「準拠法」、「準拠集団」などといった形で用います。
「依拠」と「準拠」の違い
「依拠」と「準拠」は、よりどころにするといった意味では同じ意味を持つ言葉です。
そのうえで、「依拠」は100%根拠に置いていていることに対し「準拠」は標準としているといった内容にとどまります。
この点にこの2つの言葉の意味の違いがあります。
「依拠」の例文
・『彼女が書いた小説が、有名作家の小説に依拠していると噂になっている』
・『調査した結果、依拠性は認められませんでした』
・『研究結果に依拠した考えです』
・『専門家の考えに依拠し、判断しました』
「準拠」の例文
・『学習指導要領に準拠し授業を進める』
・『この参考書は、学校の教科書に準拠し作成されています』
・『実際に起きた出来事に準拠した小説が好きです』
・『契約書は法律に準拠する必要があります』
まとめ
同じ「よりどころ」を意味する言葉でも、微妙な違いが発生する2つの言葉となります。