この記事では、「立会いの上」と「立会いの下」の違いを分かりやすく説明していきます。
「立会いの上」とは?
「立合う」という言葉がありますが、「その場に居合わせる」という意味合いがあり、主に、ある物事の是非や真偽について確認や証人とするための振る舞いを指す際に使われる表現です。
「立合いの上」は、「〜の上に成り立つ」というニュアンスがあるため、「立会いの上に成り立つ」となることから、「条件」「前提」を言い表していることが分かります。
例えば、「現場監督が立会いの上、施工を行うようにお願いします」といった使い方ができます。
「立会いの下」とは?
「立会いの下」は「たちあいのもと」と読み、「立会い」の「下」に置かれている状況を指す言葉です。
「〜の下」には、「管理下」「監視下」といったニュアンスがあるため、「立会い」によって管理されている様子、あるいは監視されている状況を表しているといえます。
例えば、「検察官と目撃者の立会いの下、実況見分が実施された」といった使い方ができます。
「立会いの上」と「立会いの下」の違い
「立会いの上」と「立会いの下」は、どちらも特定の人物が居合わせることを指す表現ですが、ニュアンスに違いがあります。
「〜の上」には「条件として」というニュアンスがあり、「〜の下」には「管理された状態で」といったニュアンスがあります。
また、似た言葉に「立ち合い」がありますが、相撲や剣道などに見られる「両者が向かい合って勝負に挑む様子」を表す言葉としても使われているため、使い分けに注意が必要です。
つまり、「立会い」と「立ち合い」は同じ語感でもニュアンスに違いがあることになるわけです。
「立合う」という動詞的な言葉の場合には、「立ち会う」も使われています。
まとめ
いかがでしたか。
「立会いの上」と「立会いの下」は、特定の人物が「立会う」ことが条件であり、「立会いの下」ではその監視下に置かれている状況を表していることが分かります。