この記事では、「覚醒」と「目覚める」の違いを分かりやすく説明していきます。
「覚醒」とは?
主に眠っている状態から目を覚ますことを意味します。
目を覚ます状態を意味する言葉には、ほかにも、「起床する」、「起きる」、「目覚める」など、さまざまな言葉がありますが、覚醒と意味に大きな違いはありません。
また、目が覚めて意識がはっきりしている状態を、「覚醒状態」と呼びます。
覚醒は、「有意識」と言い換えると分かりやすいと考えられます。
「目覚める」とは?
「眠っている状態から目が開く」という元の意味で、目を閉じて眠っていた状態から覚醒して目が開くことを意味します。
また、「才能や感情など、隠れていたものが活性化する」という意味で、それまで内面に潜んでいたある一面が活発に働き出す際にも、使用可能でしょう。
さらには、「迷いが消えて本心に戻ること」という意味で、しっかりとした気持ちになることも指します。
「覚醒」と「目覚める」の違い
「覚醒」と「目覚める」の違いを、分かりやすく解説します。
一見似ているように見えますが、実はニュアンスが異なる言葉です。
覚醒は、眠っている状態から目を覚ますことに重点が置かれています。
つまり、意識がはっきりすることが重要です。
その一方で、目覚めるは、目を覚ますことに加えて、自分の内面に気づくことに重点が置かれていることが特徴的だと考えられます。
「覚醒」の例文
・『覚醒状態にあるときは、脳波がベータ波になる』
・『覚醒剤の使用は、脳に深刻な影響を与える』
「目覚める」の例文
・『目覚めると同時に、携帯のアラームが鳴った』
・『音楽に目覚めるきっかけは、父のレコードだった』
まとめ
覚醒と目覚めるの違いは、意識の状態にあります。
覚醒は意識がはっきりとすることで、目覚めるは意識がぼんやりとすることがあるということです。
覚醒は、活動的な状態を表し、目覚めるは、休息的な状態を表すとも言えます。