機械式時計には「自動巻き時計」と「手巻き時計」の2つの種類があります。
この2つの時計はどこに違いがあるのでしょうか。
今回は、「自動巻き時計」と「手巻き時計」の違いを解説します。
「自動巻き時計」とは?
「自動巻き時計」とは、「ゼンマイを自動で巻き上げる機構が組み込まれた機械式時計」です。
「自動巻き時計」の使い方
巻き上げたゼンマイがほどける力を利用して時を刻む時計を「機械式時計」といいます。
機械式時計のうちほどけたゼンマイを自動で巻き上げる機構が組み込まれているものが「自動巻き時計」です。
時計装着者が腕を動かすとローターと呼ばれる部品が作用し腕を動かす力を利用してゼンマイを巻き上げます。
時計を着用していれば自動でゼンマイが巻かれるのでメンテナンスは楽ですが、数日間時計を着用しないでいると自動巻きが働かずゼンマイはほどけてしまいます。
「手巻き時計」とは?
「手巻き時計」とは、「人の手でゼンマイを巻き上げる機械式時計」です。
「手巻き時計」の使い方
人の手で巻き上げたゼンマイがほどける力を利用して動作する機械式時計を指します。
時計の仕組みとしては非常にシンプルです。
腕時計の場合はリュウズ操作でゼンマイを巻き上げます。
「自動巻き時計」と「手巻き時計」の違い
「自動巻き時計」と「手巻き時計」の違いは「ゼンマイの巻き方」です。
「自動巻き時計」は着用者の腕の動きを利用して自動でゼンマイが巻かれますが、「手巻き時計」は時計を操作してゼンマイを巻かなければいけません。
ゼンマイを巻く必要がないのが「自動巻き時計」、巻く必要があるのが「手巻き時計」という違いで区別されます。
「自動巻き時計」の例文
・『自動巻き時計なのでメンテナンスが楽だ』
・『数日着用しないと自動巻き時計でも止まってしまう』
「手巻き時計」の例文
・『手巻き時計は面倒だが温もりがある』
・『古い手巻き時計を修理に出す』
まとめ
「自動巻き時計」と「手巻き時計」は同じ機械式時計ですがゼンマイを巻く仕組みに違いがあります。
利便性や実用性だけでなく見た目や満足感など様々なことを考慮してふさわしい時計を選んでください。