この記事では、「分類」と「区分」の違いを分かりやすく説明していきます。
「分類」とは?
「分類」は、事物をその種類や性質、系統などに従い分けることを意味します。
同類のものをまとめ、いくつかの集まりに区分することを「分類」と言います。
言い換えれば、「類別」や「種別」「内訳」「格付け」「グループ分け」などと同じです。
「分類コード」や「分類表」「分類学」「分類法」「分類結果」など様々な言葉があります。
「区分」とは?
「区分」は、区切って分けること、区別していくつかに分けること、区分けのほか、論理学では、ある概念の外延を一定の原理に従いいくつかに分けていく論理的操作。
類概念をそれに従属する種概念に分けることを意味します。
言い換えれば、「区割り」や「区分け」「分野」「境目」「区別」などと同じです。
「地方区分」や「品詞区分」「区分所有者」「通行区分」など様々な言葉があります。
「分類」と「区分」の違い
「分類」と「区分」の違いを、分かりやすく解説します。
分けるといった意味では似たような意味を持つ「分類」と「区分」。
ただし、それぞれが持つ意味には少し違いがあります。
「分類」は同じ種類や性質、系統などに従い分けることを意味する一方、「区分」は、区別して分けることを意味します。
「分類」の場合、似たようなもの同士を集めたうえで種類に応じて分けることが基本となりますが、「区分」の場合は、基準に基づき区別し分けることを意味するといった違いがあります。
「分類」の例文
・『図書館では本が分類分けされているため見つけやすい』
・『断捨離で大切なことは、必要なものと不要なものをしっかりと分類することです』
「区分」の例文
・『色で区分すると非常にわかりやすい』
・『相続した土地の区分に立ち会うため兄弟が集まりました』
まとめ
「分類」と「区分」の違いは以上です。
分けるといった意味では同じ意味を持つ言葉ですが、その内容には違いのある言葉になるため注意が必要です。