この記事では、「緑地」と「公園」の違いを分かりやすく説明していきます。
「緑地」とは?
「緑地」とは都市計画において建物を建てたり交通のための用地にせず意図的に空地のまま存続させている土地です。
「緑地」という名前に反して草の生い茂っていない土地も含みますが、災害時の被害を軽減させるために多くの「緑地」は草を繁殖させていることが好ましいとされています。
交通や建物を建てるために使われない土地ではありますが、歩行者や自転車専用の道が通っている「緑地」もあれば住民の憩いの場として解放されている「緑地」もあり、何にも使われず放置されているわけではありません。
「公園」とは?
「公園」とは人々が遊んだり休んだりするために広く開け放たれている場所です。
都市計画で余ったスペースをなにかに使うために作られることもあれば、最初からその場所に「公園」を作ることを目的として土地が確保されることもあります。
元々は海外で生まれた言葉を直訳することでできた言葉であり「公園」も「緑地」の一形態です。
そのため普段使われる言葉としては「公園」と「緑地」に使われ方の違いはありますが、都市計画法などの公的な基準としては「公園」と「緑地」に明確な境界線はありません。
「緑地」と「公園」の違い
「緑地」と「公園」の違いを、分かりやすく解説します。
都市計画で建物や交通のために使わず空地のまま意図的に存続させている土地が「緑地」で、人々が遊んだり休んだりするために公開されている場所が「公園」です。
「緑地」は憩いの場として以外にも歩行者用や自転車用の道路としてだけ開かれていることもあれば公開されていないこともありますが、「公園」は遊べる憩いの場として開かれています。
まとめ
意図的に空地のまま存続させている土地が「緑地」で、人が自由に遊んだり休んだりするための土地が「公園」です。
「緑地」が空地として存続させられている目的は様々で、その中の一つが「公園」という関係になります。
草を生い茂らせて緑が豊かだから「緑地」という違いではないので注意しましょう。
