この記事では、「長芋」と「里芋」の違いを分かりやすく説明していきます。
「長芋」とは?
「長芋(ナガイモ)」とは、ヤマノイモ科ヤマノイモ属に分類されている蔓(つる)性多年草のことを表しています。
「長芋」は中国が原産です。
また、「長芋」は「長芋群」、「いちょう芋群」、「つくね芋群」に分けられます。
そして、「長芋」は雌雄異株で、開花時期は7月〜9月頃です。
総状花序で、6弁花の白色の花が咲きます。
「長芋」は根茎(担根体)、むかごが食用に利用されています。
さらに、薬用やハーブティーにも用いられています。
「長芋」の別称には、「一年芋」、「山薬(さんやく)」、「薯蕷(しょよ)」などがあります。
また、「長芋」の英語表記は「Chinese yam」、「Chinese potato」、「Nagaimo」などになります。
「里芋」とは?
「里芋(サトイモ)」とは、サトイモ科サトイモ属に属している多年草(日本では一年草)のことを言います。
「里芋」の草丈は1m〜1. 5mくらいあります。
葉は互生の単葉で、縁は全縁です。
「里芋」の花は肉穂花序で、花序が多肉質になっています。
そして、「里芋」の根茎や葉柄(ズイキ)が食用になっています。
さらに、観賞用にもなっています。
「里芋」には、「タロイモ」、「タイモ (田芋)」、「ハタイモ(畑芋)」、「ヤツガシラ(八頭)」などの別名があります。
そして、「里芋」は英語で「Eddoe」、「Taro」などと表記します。
「長芋」と「里芋」の違い
「長芋」と「里芋」の違いを、分かりやすく解説します。
「長芋」はヤマノイモ科、「里芋」はサトイモ科に属しています。
また、「長芋」は蔓性の多年草ですが「里芋」は蔓性ではありません。
「長芋」と「里芋」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「長芋」と「里芋」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「長芋」と「里芋」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。