「気になる」と「気にする」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「気になる」と「気にする」の違いとは?違い

「気になる」「気にする」ではどのような意味の違いがあるのでしょうか。

この記事では、「気になる」「気にする」の違いを分かりやすく説明していきます。

「気になる」とは?

「気になる」とは、「心から消えずあれこれ考えてしまうこと」を意味する言葉です。

本人の意思とは逆に心に残ってしまう状態を指します。

基本的に忘れようとしても忘れられずどうしても考えてしまう状態に対して用いる表現で、物事がずっと心に浮かんでしまい考えずにはいられないモヤモヤした心持ちを示す言い方です。

好きな人のことを考えたり新製品が目に止まったりなど興味を示す意味で使うほか、どうしているのだろうかと不安に思う気持ちを表す意味でも使います。


「気にする」とは?

「気にする」とは、「心にとめて意識すること」を意味する言葉です。

特定の物事を自ら進んで心の中にとめおきあれこれ考えることを指します。

普通なら忘れてしまうであろうことを忘れず覚えておき意識するさまに対して用いられる表現です。


「気になる」と「気にする」の違い

「気になる」「気にする」の違いを、分かりやすく解説します。

「気になる」「気にする」の違いは「意識的かどうか」です。

どちらも特定の物事が心の中に残り意識し続けているさまを表します。

「気になる」はなぜか物事が心の中に浮かんでしまい意識せざるざるを得ない状態なのに対し「気にする」は自分から意識して覚えていようと思いあれこれ考えている状態を指す、という違いで区別します。

考えないようにしようと思っても意識してしまうのが「気になる」で、考えようと思って意識するのが「気にする」というのが2つの違いです。

「気になる」の例文

・『どうしても気になる』
・『様子が気になるので見に行くことにした』

「気にする」の例文

・『何を言われても気にする必要はない』
・『小さなことをいちいち気にする性格だ』

まとめ

「気になる」「気にする」は意識的かどうかで区別されます。

混同しやすい表現なので注意して使い分けてください。

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