この記事では、「貶める」【おとしめる】と「卑しめる」【いやしめる】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「貶める」とは?意味
能力がないと思う劣った者を見下げることを「貶める」【おとしめる】といいます。
人に罠をかけたり、成果を踏みにじるような行為して、今の地位から陥れるわけです。
能力がない者に対して「お前は駄目な人間」と人権を否定するような言い方をしたり、相手の悪い部分をわざと取り上げて、そこを何度もほじくるのもひどい「貶める」やり方です。
「卑しめる」とは?意味
まったく使えないと思う相手には、人間としての価値は無いと見下げることを「卑しめる」【いやしめる】といいます。
仕事が遅いは、行動も遅い社員を軽視したり、とりに足りない愚かな者として見ることで精神的に追い込んでいくわけです。
下品な言葉で罵ったり、あざ笑って嫌味を伝えることもあります。
「貶める」と「卑しめる」の違い
「貶める」と「卑しめる」の違いを、分かりやすく解説します。
嫌いな相手や能力がない者を人が見ている前で馬鹿にしたり、価値を下げる行為することを「貶める」といいます。
敵対する相手の印象を悪くするためさまざまな手段を使って「貶める」こともあるわけです。
もう一方の「卑しめる」とは、相手を蔑み、いやしい者と見下すことを指します。
もういらない人とみなして蹴落とす行為して、権力から引きずりおろしてあざ笑う行為という意味として使うわけです。
「貶める」の例文
・『社員を簡単に貶める上司の人間性を疑ってしまう』
・『兄弟でも能力がないと感じれば、貶めて家から追い出すことがある』
「卑しめる」の例文
・『上司が社員をひどく卑しめるので、社長に注意してもらった』
・『力の弱い者を卑しめて喜ぶ男は、人間としてみっともない』
まとめ
どちらも人を軽視するときに使う言葉ですが、「貶める」よりも「卑しめる」の方が強く相手に屈辱感を与える意味として使えるでしょう。