この記事では、「見積もり」と「概算」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見積もり」とは?
「見積もり」は見て積もると書きます。
「積」には、掛け合わせて得た数値といった意味があり、「見積もり」とは見て掛け合わせて得た数値を意味します。
一般的に目で見て確認した範囲でのおおよその検討を付けることを「見積もり」と言います。
「見積もり」は、「見積」や「見積り」と表記されることもあり、言葉によって使い分けられることも少なくありません。
「見積もり」には様々な言葉があり、「見積書」や「相見積」「無料見積もり」などといった言葉があります。
「概算」とは?
「概算」の「概」には、おおむね、およそ、だいたい、といった意味があります。
つまり、「概算」とは、おおよその数量または金額を計算することを意味します。
おおまかに、ざっと計算することが「概算」です。
「概算金額」の場合、おおまかに計算した金額。
「概算数量」は、おおまかに計算した数量を意味する言葉になります。
「見積もり」と「概算」の違い
「見積もり」と「概算」の違いを、分かりやすく解説します。
似たような意味で用いられることが多い「見積もり」と「概算」。
「見積もり」の場合は見て掛け合わせて得た数値を意味し、条件や図面といった資料を見て参考にするものとなります。
一方、「概算」は似た事例を参考にし、およその金額を出したものを意味するといった意味があります。
「見積もり」の例文
・『引っ越しをすることになったので相見積もりを依頼しました』
・『無料見積もりと書いてあったので安心して依頼することができました』
「概算」の例文
・『プロジェクトに必要な概算金額を出し部長に提出しました』
・『概算を見ただけでも予算オーバーであることがわかり驚きました』
まとめ
似たような意味として用いられることが多い2つの言葉ですが、どちらが適しているか迷った際には以上のような違いに注意し使い分けることになります。