「見聞を広める」と「見聞を広げる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「見聞を広める」と「見聞を広げる」の違いとは?違い

この記事では、「見聞を広める」「見聞を広げる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「見聞を広める」とは?

「見聞を広める」とは、「さまざまな経験を経て多くの知識を身につける」さまや「見たり聞いたりしながら新しいことを理解する」様子などを示す言葉です。

「見聞を広める」ことで生活や人生などが豊かになり人間的にも大きく成長することができると言われており、「知見を得る」または「知識を蓄える」などという語と似たようなニュアンスで使用されています。


「見聞を広げる」とは?

「見聞を広げる」とは、「見聞を広める」という語とほぼ同様のニュアンスで使われていますが、「広げる」という語は実際には姿や形などがあるものを物理的に広くする場合に使われる言葉なので厳密には誤用である言い回しです。

「見聞を広める」を正確に言い換える場合は「見聞を深める」または「知識を吸収する」などという語句が適切な表現として知られています。


「見聞を広める」と「見聞を広げる」の違い

「見聞を広める」「見聞を広げる」の違いを、分かりやすく解説します。

「見聞を広める」「見聞を広げる」は、どちらの語句も「知識や経験などを増やす」などという意味合いで使われていますが、「広める」「広げる」は実際には異なる使い方をする文言として扱われています。

「広める」「噂や事実」などの目に見えないもの多くの人たちに知らせるというニュアンスで使われており、一方「広げる」は物理的なものをある場所で大きくして見せるなどというニュアンスで用いられています。

「見聞を広める」の例文

・『見聞を広める一番の近道は世界を渡り歩くことです』
・『大学に入学して見聞を広めるまではまだまだ大人とは言えません』
・『見聞を広めるということは人生経験を積むことに他なりません』

「見聞を広げる」の例文

※本来は誤用表現となるので省略します。

まとめ

「見聞を広める」「見聞を広げる」は、どちらの言葉も「さまざまなことを見たり聞いたりして知識を増やす」などという意味合いで使われています。

「見聞を広げる」は実際にはあまり使われることがない表現ですので、使用する際には注意をする必要がある文言です。

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