この記事では、「猛省」と「自責」の違いを分かりやすく説明していきます。
「猛省」とは?
厳しく反省をすることという意味です。
少しのゆるみもなく、自分のしてきたことを省みて、その可否を改めて考えることをいいます。
「猛」は激しい、程度がはなはだしい、「省」は振り返って考えるという意味を持つ漢字です。
このことから、「猛省」には振り返って考えるという行為の程度がはなはだしいという意味があることがわかります。
期末テストのことで説明をします。
期末テストがあるので勉強をしなければなりません。
しかし、新しいゲームを買ったばかりでゲームをやりたく、誘惑に負けてしまい勉強はおろそかになってしまいました。
その結果、テストでは平均点以下となってしまいました。
この点数をみて、自分の行ったことを厳しく反省しました。
このようなさまを意味する言葉です。
「自責」とは?
自分で自分の間違いや失敗をとがめること、自分に責任があると考えることという意味です。
「自」は自分の意を表す漢字、「責」はせめる、とがめるという意味を持つ漢字です。
このことから「自責」には、自分でとがめるという意味があることがわかります。
たとえば、自分は親不幸だと思っているとします。
親に何かをしてあげるべきだという気持ちはあるのですが、それができていません。
このことについて、自分は悪いことをしているという気持ちを持っています。
自分で自分を責めている状態です。
このようなさまをいう言葉です。
自分で過ちをとがめることで、他人にとがめられることではありません。
「猛省」と「自責」の違い
「猛省」と「自責」の違いを、分かりやすく解説します。
一方は反省をすること、もう一方はとがめることをいいます。
前者の方は、その程度がはなはだしいさまであるという意味も含まれていますが、後者はその程度がはなはだしいかは関係ありません。
まとめ
一方は反省することで、もう一方はとがめることで、それぞれ意味が異なります。