この記事では、「安易」【あんい】と「簡単」【かんたん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「安易」とは?意味
困難なこともなく、容易にできることを「安易」【あんい】といいます。
「安易な質問ばかりで答えやすかった」といえば、いかに頭を使わずにすらすらと答えられるやさしい問題ばかりでよかったという意味になるわけです。
反対に、「安易な考え」というときは、そう考えなくてもいいと油断した結果、悪い方向に向かう言葉として使われることがあります。
「簡単」とは?意味
大ざっぱで簡単なことを「簡単」【かんたん】といいます。
複雑に作られているのではなく、単純な構造であるといった状態を表すわけです。
「簡単な説明文」といえば、商品がどう使えばいいか分かりやすく書かれていることが分かります。
このように、単純な作業であるので、経験があまりない人でもできることであると伝えられる言葉です。
「安易」と「簡単」の違い
「安易」と「簡単」の違いを、分かりやすく解説します。
容易にできることを「安易」といい、難儀することなくできることを指します。
頭を使わなくても容易にできる作業であったり、問題であるとき「容易で助かった」と言い表すのです。
もう一方の「簡単」は、いかに単純で複雑ではないという意味があります。
複雑ではないからこそ「簡単に作成」できてよかったと思う場面で使われている言葉です。
「簡単な英文」は、語学力があまりない人でも分かりやすい文で書かれていることを示します。
「安易」の例文
・『安易な言葉は人を傷つけ、追い込むことがある』
・『問題が安易であったため、一発で調理師免許が取れた』
「簡単」の例文
・『簡単な仕事は、まだ経験が浅い新入社員にやらせる』
・『手順に沿って入力するだけで、簡単に書類が作成できる』
まとめ
どちらも意味が似ている言葉ですが、多少の違いがあり、使う場面が異なりますので、自分なりにどのような状況にどちらを使えばいいか選んでみるといいでしょう。