この記事では、「されている」と「している」の違いを分かりやすく説明していきます。
「されている」とは?
「されている」は「している」の敬語表現として用いられることが多い言葉です。
また、「されている」の場合、受け身として使用されることもあり注意が必要です。
目上の人の行動に対し使用する場合は、「部長が食事をされている」や「先生が欠席されている」などといった形で使用します。
また、受け身の場合には「食事が用意されている」や「雑誌に掲載されている」などといった形で使用します。
「している」とは?
「している」とは、話し手が現状を表す言葉です。
例えば、「勉強している」や「食事している」「電話している」など、現在の行動について相手に伝える際に「している」を使用します。
「されている」と「している」の違い
「されている」と「している」の違いを、分かりやすく解説します。
「されている」は「している」の敬語表現となります。
例えば、目上の人が食事中の場合、「部長が食事している」ではなく、「部長が食事されている」といった形で表現します。
「している」は現状を表す言葉になります。
食事や勉強、電話、休憩、読書などあらゆる行動について現状を表す言葉として使用します。
「勉強している」を敬語表現にした場合は「勉強されている」。
「読書している」を敬語表現にした場合は「読書されている」といった形に変えることで目上の人の行動に対しても適切に使用することが可能です。
また、「されている」の場合は敬語表現意外に受け身として使用することもあるため注意が必要です。
「されている」の例文
・『社長が出勤されているか確認する』
・『明日からの旅行のために新しい衣服が用意されている』
「している」の例文
・『息子は彼女とお出掛けしている』
・『昨夜から娘は外泊している』
まとめ
以上のことから、「されている」と「している」は同じ意味を持つ言葉となりますが、使用する相手によって使い分ける必要があります。