この記事では、「線路」と「軌道」の違いを分かりやすく説明していきます。
「線路」とは?
「線路」は「せんろ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「電車など車両を走らせる為に、枕木やレールなどで構成された専用の道のこと」という意味です。
2つ目は「送電線などの導線や、管理する為の施設のこと」という意味です。
「線路」の言葉の使い方
「線路」は名詞として「線路を作る」「線路を通る」「線路上」などと使われます。
「線」は「糸のように細長いもの」「棒状・ひも状のもの」から転じて「交通機関の筋道」という意味、「路」は「みち」とも読み「人や車の行き来するみち」という意味、「線路」で「細長く連なった、交通機関の行き来する筋道」になります。
「軌道」とは?
「軌道」は「きどう」とよみ、意味は以下の通りです。
1つ目は「列車が通る道筋となる、レールや枕木、ポイント装置などの構造物の総称」という意味です。
2つ目は「天体が運行する道筋」という意味です。
3つ目は「物体が運動する時に描く一定の道筋」という意味です。
4つ目は「ものごとが進行する道筋」という意味です。
「軌道」の言葉の使い方
「軌道」は名詞として「軌道に沿う」「軌道を外れる」「軌道上」などと使われます。
「軌」は「車の通ったあと」「一定の道筋」という意味、「道」は「みち」とも読み「通りみち」という意味、「軌道」で、「ある物が移動する際に通る一定の道筋」になります。
「線路」と「軌道」の違い
「線路」は「細長く連なった、交通機関の行き来する筋道」です。
「軌道」は「ある物が移動する際に通る一定の道筋」「列車が通る為の構造物の総称」です。
「線路」の例文
「線路」の例文は以下の通りです。
・『列車が線路に沿って進む』
・『線路上に石を置くのは危険だ』
・『山奥まで線路を通す計画がある』
「軌道」の例文
「軌道」の例文は以下の通りです。
・『都電の軌道を補修する』
・『月の軌道は毎日変化する』
・『論点がずれたので軌道修正する』
まとめ
今回は「線路」と「軌道」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。