この記事では、「打診」と「依頼」の違いを分かりやすく説明していきます。
「打診(だしん)」とは?
「打診」とは「医者が患者の胸部や背中などを指先や打診器で叩き、その音で診察を行うこと」や「相手の意向を確かめるために、前もって様子を見ること」を意味する言葉です。
「打診」の類義語には「提示する」や「意見を聞く」、「提案する」、「是非を問う」などがあります。
「打診」の使い方
「打診」は名詞としてや動詞として「打診する」のように使われています。
「依頼」とは?
「依頼」とは「人に用件を頼むこと」や「他人を当てにすること」などを意味する言葉です。
「依頼」の使い方
「依頼」は名詞としてや動詞として「依頼する」のように使われています。
「依頼」の類義語には「要望」や「要請」、「リクエスト」、「要求」、「申し出」などがあります。
「打診」と「依頼」の違い
「打診」は主に「相手の意向を確かめるために前もって様子を見ること」を意味する言葉です。
一方、「依頼」は主に「人に用件を頼むこと」を意味する言葉になります。
「打診」の例文
・『せきが止まらない子どもを医者が打診していた』
・『取引先相手の意向を打診してから、方針を決定するようにしよう』
・『ひとりで悩まずに、一旦上司に打診してみるのがいいかもしれない』
・『海外赴任について会社から打診があった』
「依頼」の例文
・『未経験の分野だが依頼を引き受けることにした』
・『執筆経験のあるクリエイターに記事作成を依頼した』
・『ダメ元で依頼したところ、相手から前向きな回答を得ることができた』
・『業者に依頼するよりも、自分たちでやった方がコストがかからないようだ』
まとめ
「打診」は主に「相手の意向を確かめるために前もって様子を見ること」を意味する言葉であり、「依頼」は主に「人に用件を頼むこと」を意味する言葉ということでした。
